ノルウェイの森(上)は、村上春樹の5作目の長編小説です。
1969年の秋、飛行機の中でビートルズの『ノルウェイの森』を聞いたことで、主人公のワタナベは高校時代に自殺した親友キズキとその恋人だった直子との思い出を回想します。
大学生になったワタナベは、直子と再会し、彼女が精神的に不安定な状態であることを知ります。
一方、ワタナベは同級生のミドリとも親しくなり、
二人の間には恋愛感情が芽生えます。
しかし、直子が山荘で自殺するという衝撃的な事件が起こり、
ワタナベは深い苦悩に陥ります。限りない喪失と再生を描く究極の恋愛小説です。